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2017年

 

2017年が数日で過ぎようとしています。相棒 射手座と二人三脚で過ごした怒涛の2年間。sora組結成3年目突入を先日シャンパンで2人お祝いしました。

 

相棒と出会ったのは数年前。sora組はある意味、自然発生で生まれたユニットでした。名前を見てもわかるように、私soraが射手座に「一緒にしない?」と声を掛けたのが始まり。何度もケンカしたり、言い合ったり、励ましあったり…。

 

この間、水面下では語り尽くせないほど様々なことがありました。が、今は文字にはしません。その悔しさも嬉しさも楽しみもすべてを作品への原動力に変えて、これからの創作活動に活かせてゆこうと思います。

 

 

この2年間、私たちsora組の作品を通して、たくさんの方々と触れ合うことが出来ました。たとえ、目に見えない読者でも、私たちsora組の作品を読んでもらえる、それだけで私たちには十分嬉しくてありがたいのです。

 

 

それは読者が時間を使う価値を、私たちの作品に見出してくれているから。

 

 

今年は一旦非公開にした作品もたくさんありますが、私たちの全ての作品が、近い将来、最善の形で皆様にお届け出来ることを願って。

 

 

そして、いつか…高いビルの一室のソファに二人が並んで座っています。窓から見える都会の空をゆっくり眺めながら「私たち、遠いところまで来たね〜」ってしみじみと語り合う。そんな瞬間を思い浮かべながら今年の締めくくりとさせていただきます。

 

 

良いお年を。

新連載始めました【全年齢向BL】「メビウス・ロンド」

エブリスタにてコミック新連載始めました。タイトルは「メビウス・ロンド」

 

【作品概要】

 

「彼によろしく」


そう言い残した見知らぬ男性の手によって高校生の類は18年前へとタイムスリップする。そこで彼を待ちうけていたのは驚愕する現実だった。果たして…?

 

 

過去作品の改筆版です。そして、今回も僕楽同様大幅加筆というか、あらすじごと全て変えてます。当時の担当さんが「可愛い受」がお好きだったようで、とにかく主人公の類を可愛く、そしてエロシーンは毎話数ページという規制の中、当時無理やりお話には殆ど関係のないエロシーンをたくさん描いた覚えがあります。

 

ですが今回このエロシーンを全て削除し【全年齢向BL】に描き変えましたので、たくさんの方に読んで頂けたら嬉しいな〜と思います。

 

「アリス症候群」同様、ページ制限や様々な規制等、当時描きたいように描けなかったお話は、自分の中で まるで宿題のように心に残り、いつか本当に描きたかったシーンを描き加え、キチンとした形にしたいという気持ちがずっとありました。

 

今回のメビウスはアリスの約2倍のボリューム。そう、短い作品から先に片付けてます。ほら宿題って、ボリュームに関係なく、後2教科、後1教科って終わるとモチベーションが上がるでしょう?

 

アリスを加筆始めた時から相棒からは「僕楽いつ続き描くの?」と言われながらも、夏休みの宿題の様な奥歯に引っかかった自分の過去作品群たちの方を優先。

 

それがやっと2作目完成です。誰もわからないと思いますがやり切った充実感アリ。今回もFちゃんや相棒にもアドバイス等々いっぱい貰いながら(文句言いながらも最後は手伝ってくれる頼れる相棒)描き終えましたよ。

 

そして後1作品…残ってます一番長いのが笑。長くなりそうなので、続きは後日。

 

 

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内田善美 自選複製原画集3

「オスカー、19歳になった彼の、作者さえ信じられない変貌ぶり、お隣の異様な猫さんはエリザベス二世(雄)」ー内田善美自選複製原画集より抜粋ー

オスカーという名前が出てきたので、紐解いてみると「かすみ草に揺れる汽車」に出てきた主人公の少年オスカーだと思われます。

 

ジャケットのツイードの質感、ベストのウールの質感、クッションのベルベットの質感、床の木の質感…思わずため息が漏れます。漫画やイラストという域を超えて、これはもう「絵画」だと思います。

 

↓数少ない単行本「かすみ草に揺れる汽車」の表紙のオスカー少年。つまり↑上の青年は↓下のオスカー少年の数年後を描いたイラストと思われます。よっぽど好きなキャラクターだったんでしょうね。

↑あ〜本当だ!同じポーズで描いてますね〜。「かすみ草…」に出てきた時はおそらく14歳くらいかな?翠瞳銀髪しかも少年ボブ、しかも少年セーラー服。映画「ベニスに死す」の↓ビョルン・アンドレセンの影響はあるような…

ポーズもよく似ている…つか、背景のステンドグラスの柄も同じ…これ、この時のビョルン・アンドレセンへのオマージュの表紙だったんですね〜

 

「少年」を描くことに、ある種のこだわりを持っていた内田善美。その片鱗が伺えます。

 

おまけ。「かすみ草に揺れる汽車」の単行本巻末に描かれた描き下ろし見開き記事。1Pづつ画像を載せますね。字が小さいので、読めるかな〜。僕と書いてますが内田善美は女性です。

 

ファンには垂涎の画像。ノリに時代を感じますが、当時ハロウィンなんて殆ど知名度のなかったお祭りを書いてるところも古き良きアメリカ好きの内田善美らしいですね。

 

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セリフ

今描いてる原稿。数年前の原稿をちょっと修正するだけと思ってたら、とんでもない!話がどんどん変化する。しかも相棒に見せたらセリフが多すぎる!と怒られながら半分以上削られる始末。「漫画は小説と違って『絵』があってちゃんと『絵』が語るんだから、余計なセリフはいらない!」と言われて目から鱗。そ〜なんだ!相棒凄いな〜尊敬の眼差し!え?今更ですか?笑

 

スマホで読むことを想定しているため、読みやすいようセリフの文字を倍の大きさに設定している。そうすると余計に画面がセリフだらけに見える。これがもし紙の単行本になれば、セリフは半分の小ささになるから多分スッカスカになると思う。是非、そのスッカスカも見てみたい。

 

ところで最近、sora組の漫画をパソコンからご覧になる方が増えているようです。作品概要やプロフィールの注意書きにも書いていますが、作成原稿は印刷対応で作成していますが、アップ原稿は通信が重たくなるので、なるべく容量の小さいスマホ閲覧用の画像に作り直してアップしています。ですので、もし綺麗な画像でご覧になりたい方はスマホ閲覧推奨です。

内田善美 自選複製原画集2

 

 

 

自選集4枚目はモノクロ絵。ですが、実際はカラー絵のようです。こちらはコミック「ひぐらしの森」の中に掲載されている「時への航海士」という短編の冒頭カラー表紙に続く2P目の漫画原稿です。(コミックの中では、この絵の上にモノローグ(文字)が書かれています)

 

世界地図…細か過ぎる。でもね、よく見てください。大学ノートが描かれています。常に絵の質感にこだわった内田善美。スキャン機のないこの時代、どうやってこの大学ノートの模様を再現したのでしょうか。手で模様を描いたのでしょうか?もしね、原稿に直接、大学ノートの表紙を貼り付けて印刷所にこのカラー絵を出したとしたらコラージュカラー絵ですよ。真相は謎ですが…。

 

この絵を見ていると、ユーミンの「航海日誌」が聞こえてきそうです。

 

私が内田善美の漫画に出会ったのは中1の時。うちは引越族だったので、その1年間だけ通った山梨県のとある中学校で、今まで見た事も聞いた事もない そんな漫画や音楽や様々なものに出会い、毎日が不思議な感覚だったのを覚えています。

 

家の廻りには桑畑、一番近いバス停は1日3本しかバスが停まらない。学校までは徒歩で約1時間。学校の校庭からはアルプスの山並みが360度のパノラマに見え、その山を見ながらトボトボと温泉街を抜け家路につく、そんな毎日。

 

なんでそんな事を書いてるかと言うと、以前姉と、その山梨での1年間の話をしたから。不思議な事にお互いその1年間での想い出は全く別物でした。人が違うから感じるモノが違うのは当たり前なんだけど、同じ家に住み、同じ学校に通っていたのに、全然違う想い出をお互いが持っていた1年間。でも共通していたのは、その後、他県に移り住んでからの想い出は現在にそのまま繋がっているのに、この山梨の1年間だけは、どこか現在に繋がっていない まるで「切り取られたような想い出」だったこと。

 

内田善美も山梨出身。どこかですれ違っていたかもしれないな〜なんて想いを馳せながら彼女の作品に触れると、その時の不思議な気持ちを今でも鮮明に思い出します。こ〜いうのをノスタルジックって言うのかな〜

 

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