sora、sora組のBL漫画制作、お仕事情報や雑記等…
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山藍紫姫子(やまあいしきこ)中性モノ 4作品「長恨歌」「冬の星座」「虹の麗人」「アレキサンドライト」
JUGEMテーマ:BL小説

ヲタ友から借りて敬遠していた山藍さんの…いわゆる中性モノ代表作の4作品を読みました。山藍さんと言えば耽美小説家として有名ですが、その中でもこの中性モノは、ご本人曰く3年に一度、書きたい衝動がやってくるらしいですが…それぞれ赴きは異なります。

今回私が借りた物は、白夜書房からの再販モノでしたので、挿絵や表紙の装丁が現在の刊行物とは異なっています。山藍さんは何年かに一度、こうして作品を別出版社さんから再販し、その度に修正や手直しをするらしく、その度に内容が少しづつ変化しているそうです。

ここからは長いので畳みます。

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三千世界の鴉を殺し
JUGEMテーマ:小説/詩 
今更ですが津守時生さんですよ。数少ないヲタ友から勧められてたけど、巻数の多さに敬遠してましたが読み始めると一気読みでした。面白い!津守さんと言えば美形男性キャラがこれでもかっと出てくる物書きさんでも有名ですが、その中でもこの表紙のルシファードとサラディンは別格ではないでしょうか。

あらすじは、辺境惑星に左遷された超絶美形ルシファード・オスカーシュタインは強大な力を秘めながらも、どこにいても自他共に認めるトラブルメーカー。そこで絶滅人種である鳳来人の生き残りで、軍病院に勤務する外科主任サイコドクターであるサラディン・アラムートと出会う。急速に惹かれ合う2人を取り巻くチSFミリタリー小説。

あっ、言っておきますがBL小説ではありません。が、BLの匂いはぷんぷんします。メインカプは男同士ですし…友情以上恋愛未満の男同士がこの著者の傾向です。ここも萌え ドロドロしていないのがいいですね〜。

ここからは長いので畳みます。
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月魚(三浦しをん著)
JUGEMテーマ:読書
三浦しをん著「月魚」をヲタ友の勧めで読んだ。クゥ〜ン コレヤバいヤバすぎる!勿論BLじゃないんだけど私的にはこういうのの方が、その辺のBLよりもグラグラ脳髄を刺激するな〜。という事で、久々にパロ絵を描いた!(違うver.はGallery欄に)

あらすじは、古書店「無窮堂」の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。2人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた。瀬名垣の父親は「せどり屋」と呼ばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い2人は兄弟の様に育った。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、2人の関係は大きく変わっていき…。

密林のレビューを見ると賛否両論別れていますね。当然だと思います。普通の物語を求めている方には、2人の男性の(作者の計算された)微妙な距離感がウザいと思われるかも。なんとなくこの物語は漫画にしたら面白い作品じゃ〜ないかな?というか、この漫画描いてみたい!!心底手に入れたい大事な物が、お互い目の前にありながら、一生手に入れる事が出来ないおあずけな2人。こ〜いうのに弱いんです。(作者の意図とは反すると思うけど)多分、夢の中では犯してるでしょうね〜特に瀬名垣。

この物語…季節感と言うか、夜の「にほひ」というか、なんだろう…硝子細工の様な透明感が終始物語を覆っています。勿論個人的趣味として★5つ。小さな文庫ですので1日で読めます。趣味が似てるな〜と思われる方は是非。
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箱の中・檻の外(木原音瀬)


私の中で封印を解いてしまった木原音瀬。「美しいこと」を読んだ時に感じた予感は的中。BLジャンルという枠の中に押し込めておく質の作品じゃない、文学の領域です。とにかく、これを読む人はまずタオルを一枚用意して下さい。必ず大泣きします。

所謂文章が上手いとか、お話がよく出来ているとか、そういうレベルの話ではなく、BL的ファンタジー要素も全くありません。どこまでもリアリティに沿っているし安易な設定も勿論ない。又、綺麗事を扱いながらも綺麗事にありがちなクサさや堅さは微塵もない。そこが凄い。何度でも読み返してみたい衝動にかられる、そんな作品です。

あらすじ....堂野崇文は痴漢と間違われて逮捕されるが、冤罪を訴え最高裁まで争ったため、実刑判決を受けてしまう。入れられた雑居房、殺人刑で服役中の喜多川と出会う堂野。最初は馴染めなかった刑務所の中で、堂野は徐々に喜多川に心を開くようになる。 出所し喜多川と別れてから六年経ったある日、堂野は喜多川に再会。喜多川は「ずっと捜していた。一緒に暮らしたい」と告白する。六年前とまったく変わらぬ一途な想いに堂野の心は乱れるが、すでに堂野には妻も子供もいた。

読んだ後、暫く放心状態に。ここまで人間の持つ心情の奥深さを淡々と押し付けるでもなく繰り広げる作者の手腕に脱帽。まず、BL作品ですがBL苦手な一般の方にも是非読んで頂きたい。特に男性。この作家さん、前作で「もしかしてすごい作家かもしれない。でも、読んだら影響されそうで、ちょっと遠ざけておこう」と放置していたんだけど、自分へのご褒美としてこの2冊を選んで買った。読んで、やっぱり凄かった。私はBL作品は自分の創作の資料として購入する事の方が多い。でも、この作家さんはそういうのを抜きにして読んでみたかった。

創作する私にとって萩尾望都は神。水城せとなは尊敬する漫画家。恐らくここにこの木原音瀬が入ってくる。これから少しづつ彼女の作品を自分へのご褒美毎に集めようと思います。ただ純粋に願わくば、この位 人の心を揺さぶる作品を描ける様になりたいものです。

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『美しいこと』木原音瀬
美しいこと(木原音瀬)

大好きな女装モノです。上手いですこの作家さん。他のBLモノに有りがちな ご都合主義は全くありません。ただ、30前後の男性が絶世の美女になれるのかは女性の立場からはちょっと微妙。でも、なりゆきで攻の家に泊まった帰りに自分の顎を触るとヒゲが生えかけててざわっとした、という表現等もきちんと忘れてない所とか臨場感があり、エロシーンよりも二人の心の葛藤の動きが時間をかけてゆっくりと表現されてます。

最初は女性と信じて疑わず、女神の様に信望され、男の純情をこれでもかと見せつけられ ついに男性と打ち明ける。その打ち明け方がドロドロせず小綺麗です。そして、そこからお互い絶対にあり得ないと思っている「同性を好き」になったら果たして どういう気持ちになるのかが、手を替え品を替え読者を程よくイライラさせながら話は進んで行きますが、その具合が絶妙です。
日高ショーコさんの挿絵もくどくなく綺麗で中味とマッチ。出来れば絶世の美女という設定なら、それを1枚でも描いて欲しかったというのが絵描き心。受の性格が女装趣味という嗜好があったとしても、とてもスマートで爽やかに描かれていて読後感のいい作品。

これ読んで、木原音瀬さんの他の作品もすごく読みたくなりました。他の作品のレビューを読むとかなりイタイという意見が多く、これは読むとかなり影響されそうだな、と思ったので未だ二の足を踏んでいるという....(^^ゞ
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