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俎上の鯉は二度跳ねる(水城せとな)
やっと最終回まで辿り着きました窮鼠シリーズ。水城せとなフリークとしては1記事書かないと。という事で、まずはネタバレご注意。

優柔不断で流され侍だったノンケの恭一に学生時代から惚れ尽くす生粋ゲイの今ケ瀬。「貴方が今いるところから俺のいるところまで来るのはとても大変なことなんですよ」と詰め寄った二人の距離が、じわじわと時間をかけて近寄って行く。それを恭一は最後に「ああ、遠くに来たな」と呟く。決して同じ場所に辿り着いた訳ではない二人。それでも、その溝を埋め続ける結末を選ぶ二人。

ラストは淡々としています。どんでん返しという感じとも又違う。勿論、お気楽なハッピーエンドでもない。水城作品はイタイという声をよく聞くけど、私は決してそうは思わない。イタイのではなく、リアルなのだ。どこまでもリアル。もうこの二人が街を歩いてて、いつもの様に口論しながらすれ違ったりするんじゃないか、と思える程リアルです。こんなに男同士の恋愛を真正面からリアルに描いた作品に未だお目にかかった事がないです。

最後は私は泣きませんでした。でも多分、コミックスを読んで読んで読み尽くした時にじわりじわりと涙が出て来る気がします。すぐに泣くのも勿体ない、そんな作品。

何百ページという漫画をモバイルで長期間読んだのも初めてでしたが、5/8にコミックスが発売予定。それに併せて先に発売していた「窮鼠はチーズの夢を見る」に入り切らなかった描きおろし漫画を収録した新装版も発売予定。勿論、2冊共予約済みです。恐らく、ここ数年で一番ページをめくった漫画ですから。何度読んだかわからない。とにかく、すごい作品でした。暫くこんなに胸を締め付けられる作品は出て来ないだろうな〜、という事で星5つ、と言いたい所ですが、星5つ×2とさせて頂きます。

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