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ポーの一族とトーマの心臓

以前描いたエドガー。これ、カラーで何度塗っても失敗したのでギャラリーには線画のみしか上げれなかった曰く付きカラーイラスト。今回もトライしましたが、失敗絵は何度修正しても、やっぱり失敗しますね。ブログなんでお茶濁しにでもどうぞ。

と言う事で、今回も語りが熱いです。マイ神である萩尾望都が「ポーの一族」について語っている特集ビデオを見た。この作品と「トーマの心臓」は生涯譲れないバイブルなので、それについてゆったりと語る萩尾さんの言葉一つ一つが私の胸にじんわりと染み込んでいく。

「ボーの一族」はエドガーという孤独な吸血鬼の少年の200年に渡る15編から成る物語。綺麗な吸血鬼を描きたい、という著者の意向を「君に連載はまだ早い」という一言で担当には受け入れられず、まずは16Pの番外短編数本からスタート。そんな諸事情もあり、年代を順序立てて追う事なく5年という歳月の中、バラバラに描かれ、その間に「トーマの心臓」の連載が33週あり(ここで絵のタッチがかなり変化する)この2作は殆ど同時期に描かれた作品である。当時「ポーの一族」の単行本が3日で完売し、連載中の「トーマの心臓」の評判が悪く担当からトーマを打ち切ってポーを描けと再三言われたエピソードを筆者は淡々と語る。又トーマを描くに辺り、担当が当時絶大な人気を誇っていたベルバラ本を片手に「こ〜いう歴史ロマン長編を描きましょう」と意気込んだらしいというから面白い。
「トーマの心臓」はドイツの片田舎にある学園寄宿舎(ギムナジム)で自殺を測る少年とその苦悩に悩む少年を取り巻く心理描写メインの長編。この作品は同じギムナジムでの外国映画を筆者が見て発想が沸いたとどこかで聞いた事がある。

そして、現在還暦に近い筆者が20代後半に描いた「ポーの一族」という作品を振り返り、最後にこう締めくくる。
「私はこのお話が私のところに降ってきてくれた事に感謝しています。これを描いている間、私はとても幸福(こうふく)でした。」
この言葉を筆者の肉声で聞いたら涙が溢れてきた。やはりMy神はどこまでも神でした。
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