sora組のBL漫画制作、お仕事情報や雑記等…
<< December 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< よっっこいしょっと | main | 壁紙ポスター >>
My神

My神である萩尾望都の最近の作品2作。この記事を書評にしようか雑記にしようか迷いましたが一応書評で。(でも余り作品には触れていません)相変わらず上手いです。流行り廃りで埋もれていく作家達の中で、独自の世界感を常に作品として残していく様はやはり天才だなぁと。「山へ行く」は短編集ですが「あぶな坂ホテル」はあの世とこの世の狭間にあるホテルの女性オーナーが主人公の一話完結型シリーズものです。こちらの方は、このまま何巻もシリーズとして描いていけば彼女の代表作になりうる作品です。

何度も言いますが上手いです面白いです。でもね....萌えない。彼女の短編は読み終わった後に何ページなんだろう、といつも数えてしまうんですが16pの作品は本当に凄い!もしココを見ている方が漫画を読む側じゃなく、描く側の方なら絶対に参考になると思います。無駄なコマ、無駄な台詞、無駄なエピソードは全くなく構成は圧巻そのもの。そこは天才の域。彼女が「何ページであろうと傑作は描けます」と言い切っている所以はココにあります。

彼女が20代で描いた「ポーの一族」と「トーマの心臓」は私の中で唯一無二の作品なだけに、ここから進化していく彼女の独自の世界感は勿論素晴らしいんだけど、やっぱり私の萌えからはどんどん遠ざかっていくんだよね。それはそれでちょっと寂しい様な...。それでも、40年漫画を描き続けてきた彼女の軌跡は全く色褪せてはいないし、読者に媚びてもいない。本当に淡々と作品だけを世に送り出してきた漫画家なんだな〜と心底思います。

いつの頃からか、My神の作品に萌えを求めなくなったけど、この人の作品を描き続ける創造力の泉は枯渇しないな〜と改めて感嘆。でも萌えないけどね。あのエドガーや、ユーリや、オスカーやエーリクの様な萌えキャラ達は彼女の中でどこへ行っちゃったのかなぁ...。それでも、何十巻と無駄にシリーズを続け昔の代表作に縋っている作家達がいる中で彼女は、未だ進化をし続けている数少ない漫画家だと思います。
いつもぽちっと応援ありがとうございます♪→にほんブログ村 漫画ブログ BL漫画へ参加中