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三千世界の鴉を殺し
JUGEMテーマ:小説/詩 
今更ですが津守時生さんですよ。数少ないヲタ友から勧められてたけど、巻数の多さに敬遠してましたが読み始めると一気読みでした。面白い!津守さんと言えば美形男性キャラがこれでもかっと出てくる物書きさんでも有名ですが、その中でもこの表紙のルシファードとサラディンは別格ではないでしょうか。

あらすじは、辺境惑星に左遷された超絶美形ルシファード・オスカーシュタインは強大な力を秘めながらも、どこにいても自他共に認めるトラブルメーカー。そこで絶滅人種である鳳来人の生き残りで、軍病院に勤務する外科主任サイコドクターであるサラディン・アラムートと出会う。急速に惹かれ合う2人を取り巻くチSFミリタリー小説。

あっ、言っておきますがBL小説ではありません。が、BLの匂いはぷんぷんします。メインカプは男同士ですし…友情以上恋愛未満の男同士がこの著者の傾向です。ここも萌え ドロドロしていないのがいいですね〜。

ここからは長いので畳みます。
津守さんは本人も認める遅筆らしいんだけど、それでも現在15巻まで刊行されていますが…メイン筋が…時間軸が…進まない…。殆どがキャラ達のギャグタッチな会話劇で進行しているからというのもありますが、ここまでの巻数でこれだけしか進まないのも亡き某○本薫を彷彿とさせなくもない。いや〜この方、上手いんです!面白いんです!でもこの「三千世界」に関しては、ものすご〜く萌えはするけど本当に筋が進まない。ファンブックで最後までの大まかなあらすじを書いていますが、それでもキャラが魅力的なのと、津守さんの物書きとしての上手さに押されて、やっぱり買っちゃうんですよね〜コレ。

これを機に津守作品群を漁りましたが、やはり初期に比べダントツに上手くなってるし、キャラ達が本当に魅力的です。なので「キャラ萌え小説」と言えなくもない。

そして、特筆すべきは挿絵。前半は古張乃莉(旧名 藍川さとる)が担当し、本人の「漫画に専念したい」という意思を尊重し異例の絵師交代で後半は麻々原 絵里依が担当。売れ筋小説の挿絵絵師交代は松岡なつき著の「FLESH & BLOOD」も有名ですが、あれは雪舟薫の美しい絵柄を壊す事なく現在の彩の挿絵は成功した例。こちらは…私的には失敗でしたね〜。麻々原さんでは超絶美形の匂いがしない キャラ萌え小説で挿絵絵師交代は絵柄をきちんと重視して出版社は選んで欲しいな〜と。藍川さんの絵は本当に魅力的で美しくて、おもわず画集も買っちゃうくらい上手い絵師さんなんですよね〜 この人の挿絵あってこそ、この「三千世界」を取り巻く多数の美形キャライメージが脳内に出来上がってはじめて「萌え炸裂」となるのに…本当に惜しいです。

このシリーズは当初3巻くらいの予定だったらしく、SF小説にしては初期設定が妙に小さい。それが予定外に売れてきたので、どんどん伸びに伸び現在の形に。中弛みしてないと言えば嘘になるけど、ご本人は予定通り順調に伏線は拾ってるらいしので今後に期待。又、津守氏の代表作になる事は確かなので、気長〜に長い目で見守っていきたいシリーズです。
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ツボ直撃サラディン。携帯画像でごめんいつかきちんと描きたいキャラです。