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囀る鳥は羽ばたかない(ヨネダコウ著)
 JUGEMテーマ:BL漫画
4年振りの新刊だそうで…表紙につられてポチッと。買って正解!すご〜く面白かった! 

しかも、この表紙と帯がすべてを物語っています。普通は帯を付ける事を予測して作られる表紙構図。実は帯を付けると、この構図では成り立たない。なので表紙と全く同じ絵に「初めて見たとき、綺麗な男(ひと)だと思ったー」とタイトル文字と同じ色と大きさで小さく書かれているだけのシンプルな帯。どうしてヨネダさんがこの構図にこだわったのかは 読めば判ります。(この帯は画期的。今後このタイプが増えるかも)

そして、表題作の本編以外の「Don't stay gold」と「漂えど沈まず、されど鳴きもせず」の2編がカラー表紙です。帯といい、タイトルといい、ものすご〜く作者と出版社さんの拘りを感じる一冊。

あらすじは…ドMで変態、淫乱の矢代はヤクザの若頭。本音を決して見せない矢代の元に、素性の判らない百目鬼(どうきめ)が付き人兼用心棒としてやってくる。部下には手を出さないと決めている矢代だが、愚直な百目鬼に何故か惹かれ、誘うが、ある理由により百目鬼はその誘いに応えることが出来ない。傷を抱えて生きる2人の物語が始まる(コミックより一部抜粋)

ネタバレを含むし、長いので畳みます。

ズシンと重い一冊。しかも続き物です。まだまだ終らんで欲しい。ヨネダさんと言えばBL史に残る「どうしても触れたくない」がスーパーヒットした作家さんですが、私は絶対こっちの方が好み。しかも構成がすごい!最初の「Don't stay gold」で、主人公はこの2人?!と思いきや後から始まる「囀る鳥は…」で それが脇役視点のプロローグだとわかる(しかもこの脇役2人がすご〜くいい)

そして本編主人公 淫乱矢代と百目鬼の出会い。その後に続く「漂えど沈まず、されど鳴きもせず」では高校生時代の同級生だった矢代と「Don't stay…」で男に目覚める名脇役 影山との出会い。

もう何度も読み返しちゃう余りに重過ぎて…。この1冊で普通の軽いBLコミック5〜6冊分くらいの重さ。680円はお買い得価格。キャラ一人一人が濃過ぎる。しかも、かなり練られて作られている物語。

ヤクザモノは人気が高いらしいんだけど、私はあんまりそ〜いう○○モノに萌えないタチだし、前回の「どうしても…」があまりツボではなかったので、期待は全くしてなかったんだけど…ヤラレましたヨ。淫乱ドM男に。なんか最近自分の嗜好が判ってきたかも。過去を持つクール淫乱ネコに弱いんだ私。しかもこれでリバならもっと萌える(リバじゃないけどね今んトコ)しかもシャぶるシャぶる。百目鬼イ○ポなのに…そこがまた可愛い矢代。

エロ、構成、セリフ、キャラ…すべてにおいて魅せます。何と言っても淫乱男の矢代っていうキャラがもう可愛くて可愛くて…しかも綺麗(と百目鬼が言うんだけど)。ヨネダさんのペンタッチはどちらかと言うと太くてズッシリタッチなので「綺麗」という形容詞を表現するのは難しいハズなんだけど、読み進めていくウチに百目鬼目線の「矢代が綺麗」に見えて来るから不思議。

輪姦、強姦、自慰、尺八と色んなエロが楽しめるのも、この物語の魅力。もうこの表紙がすべてを語っています。犯されたい、輪姦されたい、縛られたい、掘られたいと46時中 頭の中で考えてるのに至って表面はクール、自虐しながらも、自己を肯定し、人目を憚らない、本当の孤独を知り尽くしている矢代。そんな矢代の影に重い過去を持つ百目鬼が男惚れしていく様子が淡々と描かれています。

ただ一つ思ったのは「矢代が、どこかの時点で影山にきちんとアプローチしていれば、2人の関係は成り立ったのでは?!」と1冊読み終えると思ってしまう…何故、矢代は影山にアプローチしなかったのか、何故この距離感を保ち続けるのか、その理由がわからない。自分を苦しめる位置に影山を置いておきたい本当の理由…そこが2巻以降でもっと突っ込んで描かれればと期待は募ります。

まだ1巻なので結論は出せませんが、この一册に限っては、この淫乱キャラを眺めるだけで☆5つとさせて頂きたい。
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以下はレス返信です(反転してお読み下さい)

>妄想セリフさん

こんにちわ。お久しぶりです。
あけましておめでそうございます(遅いですが…笑)
ユーリに会えてよかったとのコメントありがとうございます。
ちょっと彼、描いてみましたヨ
描くと余計にハマりそうです彼。
という事で、今年も地味にボチボチですが
よろしくお願いします。