sora、sora組のBL漫画制作、お仕事情報や雑記等…
<< April 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 内田善美 自選複製原画集1 | main | セリフ >>
内田善美 自選複製原画集2

 

 

 

自選集4枚目はモノクロ絵。ですが、実際はカラー絵のようです。こちらはコミック「ひぐらしの森」の中に掲載されている「時への航海士」という短編の冒頭カラー表紙に続く2P目の漫画原稿です。(コミックの中では、この絵の上にモノローグ(文字)が書かれています)

 

世界地図…細か過ぎる。でもね、よく見てください。大学ノートが描かれています。常に絵の質感にこだわった内田善美。スキャン機のないこの時代、どうやってこの大学ノートの模様を再現したのでしょうか。手で模様を描いたのでしょうか?もしね、原稿に直接、大学ノートの表紙を貼り付けて印刷所にこのカラー絵を出したとしたらコラージュカラー絵ですよ。真相は謎ですが…。

 

この絵を見ていると、ユーミンの「航海日誌」が聞こえてきそうです。

 

私が内田善美の漫画に出会ったのは中1の時。うちは引越族だったので、その1年間だけ通った山梨県のとある中学校で、今まで見た事も聞いた事もない そんな漫画や音楽や様々なものに出会い、毎日が不思議な感覚だったのを覚えています。

 

家の廻りには桑畑、一番近いバス停は1日3本しかバスが停まらない。学校までは徒歩で約1時間。学校の校庭からはアルプスの山並みが360度のパノラマに見え、その山を見ながらトボトボと温泉街を抜け家路につく、そんな毎日。

 

なんでそんな事を書いてるかと言うと、以前姉と、その山梨での1年間の話をしたから。不思議な事にお互いその1年間での想い出は全く別物でした。人が違うから感じるモノが違うのは当たり前なんだけど、同じ家に住み、同じ学校に通っていたのに、全然違う想い出をお互いが持っていた1年間。でも共通していたのは、その後、他県に移り住んでからの想い出は現在にそのまま繋がっているのに、この山梨の1年間だけは、どこか現在に繋がっていない まるで「切り取られたような想い出」だったこと。

 

内田善美も山梨出身。どこかですれ違っていたかもしれないな〜なんて想いを馳せながら彼女の作品に触れると、その時の不思議な気持ちを今でも鮮明に思い出します。こ〜いうのをノスタルジックって言うのかな〜

 

関連記事 : 内田善美という漫画家

関連記事 : ひぐらしの森

関連記事 : 星の時計のLiddell

関連記事 : 内田善美自選複製原画集1

 

JUGEMテーマ:イラスト