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宝石の国

今年に入って初めての記事です。今年もよろしく。今年はsora組結成して3年目に入ったので、夏の祭典に参加しようかと目論んでます。受かったら僕楽本を作ろうかと。受かるといいな。

 

ところで最近「宝石の国」にハマっています。最初は試し読みやyoutubeで読み始めたんですが、気付いたら止まらなくて、結局、紙の単行本で読みたくなり全巻大人買い。更に同作者 市川春子の短編集「虫と歌」と「25時のバカンス」も一緒に購入。大人って素晴らしい。

 

以下は思いっきりネタバレを含みますので、お嫌な方はスルーで。

 

短編集の方は、普通のお話がひとつもない。え?え?っていう感じで全て強引にお話が進んで行きます。読後感は、ただただ不思議 市川春子ワールド。その短編集をごっそりグシャっと全部詰め込んだ感じが長編連載「宝石の国」

 

独特の設定、独特の構図、独特のリズム、独特の世界観にどっぷり浸かる作品。時々ドキッとする大ゴマがあります。これ、作者の頭の中では全て極彩色で動いているんだろうな〜という世界観。

 

アニメは宝石の色や光等がとても美しく表現されていてアニメ化が成功した事例。アニメも見たかった。

 

宝石の国には28人の宝石達とその保護者的存在の金剛先生の29人が住んでいます。彼らは宝石という特性から光を餌として生き、不老不死身で食べる必要もない、衣&住は皆平等に用意され、そこには貨幣制度、お金という存在や価値観はどこにもなく、社会通念のヒエラルキーもない世界。そして、仕事は「与えられるもの」ではなく「自分で創り出すもの」というそんな営みを何百年、何千年…と続けています。

 

そんな営みの中、彼らを装飾品にしようと企む月人達が、定期的に月(宇宙)から彼ら宝石を狩りにやって来ます。その戦いの様子が7巻までつらつらと綴られています。ところが、いきなり8巻で、今までは何だったの?的な大きなどんでん返しがあります。

 

市川春子氏は萩尾望都を愛読しているそうなので、読みながら萩尾望都の「銀の三角」を思い出しました。ただ、これを萩尾望都が描くなら2、3冊で充分だっただろうと。

 

話を戻して。8巻のネタばらしには個人的にちょっと???な伏線があり「魂が無に還るのに、誰か一人の別の人間の祈りが必要で、その祈りがされず昇華出来ず生き残った存在が月人達で…」のくだり。

 

ここで月の王子は「祈る『人間』が必要なのに、何故 祈る『機械』を必要とするのか。祈るのは機械でいいの?人間じゃなくてもいいの?そこ、辻褄が合わないじゃん、と思ったのは私だけでしょうか?

 

全てのお話の鍵は「金剛先生」にあります。このお話の着地点が全く予想出来ないので、多分この先も買うと思いますが、全ての短編集のお話の終わり方を思うとラストは、かなり強引な市川春子的着地点かもしれません。

 

 

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